全国祭り選
(ただし、山車関係のみです)

名称 場所 神社 期日 備考
三佐の祭り 大分県 大分市 野坂神社 4/28〜29 別記
海原の祭り 大分県 大分市 海原天満社 5/2〜3 別記
家島の祭り 大分県 大分市 家島天満社 4/21〜22 別記
日立まつり 茨城県 日立市 神峰神社 5/3〜5 神峰神社の例大祭。高さ15mの風流物というマンモス山車が出る。唐破風造り屋形の五層から成り、各階は中央から西側に割れる仕組みになっている。広げると幅6mにもなる。そこで源平盛衰記などの人形芝居が演じられる。
高岡御車山祭り 富山県 高岡市 関野神社 5/1 関野神社の例祭。高岡城主前田利長が高岡の楽土安民を願い、祇園祭りにならって始めたものといわれる。7台の山車は御車山といい、車上に人形を飾り、屋根を放射状の花傘につくり、先端には、鉾留をつけた豪華なものである。
三国祭り 福井県 三国町 三国神社 5/19〜21 三国神社の例祭。港町らしく精巧な船神輿が出て、海上安全が祈願される。神話の神々や歴史上の英雄を形取った巨大な武者人形山車が見物で、太鼓や笛のお囃子で町を練り歩く様は、いかにも五月の祭りにふさわしい。
犬山山車祭り 愛知県 犬山市 針綱神社 4/7〜8 犬山城の中腹にある針綱神社の例祭。東海地方の水産・拓殖・厄除け・安産などの鎮守といわれる同社の祭りだけあり、農工関係者が多数参加して行われる。祭りは、13台の山車が早い調子の囃子に合わせ、堤燈を波うたせて猛烈に練りまくる。
長浜曳山祭り 滋賀県 長浜市 長浜八幡宮 10/13〜15 長浜八幡宮の例祭。秀吉に贈られた金でつくったという漆塗りに金銀をちりばめた豪華な曳山が出る。その舞台で5〜12歳の男の子が、浄瑠璃に合わせて歌舞伎芝居をする。声色も習い覚えて妙技を振るうさまは観る人を陶酔させるものがある。
上野天神祭り 三重県 上野市 菅原神社 10/23〜25 天正年間(1573〜1592)のころから行われ、藩主藤堂高久が厚遇して盛大になった。神輿についてだんじりが曳き出され、日本一の大御幣・悪鬼・四天鬼・小鬼・八天鬼・義玄鬼などの鬼行列が練り回る。
西条祭り 愛媛県 西条市 伊曽野神社 10/15〜16 神輿の渡御のお供として、だんじり、みこしを称する屋台が50数台練り歩く。立願者の中から選ばれた数百人の者たちが、仮面をかぶり、鉦、太鼓に合わせ、だんじり囃子を唄いながら進むもので、壮麗華美をもって知られる。
小倉祇園太鼓 福岡県 北九州市 八坂神社 7/10〜12 八坂神社の夏祭りで、悪病退散を祈願して行うもの。江戸初期の小倉藩主細川忠興が京都の祇園祭りを真似て始めたといわれ、「祇園かぜに吹かれれば、病気にかからぬ」といって、人々は競って宮詣でをする。山車が町を練り歩く。
博多祇園山笠 福岡県 福岡市 櫛田神社 7/10〜15 京都の祇園祭りの系譜を引くもので、博多っ子の意気の見せ場である。山笠には飾り山笠と追い山笠があり、前者は人形の飾り、後者は神社の清道をめぐってスピードを競うもの。静と動の華美な祭典である。
唐津おくんち 佐賀県 唐津市 唐津神社 11/3〜4 唐津神社の秋祭り。14台の曳山が出る。木骨を組んでその上に和紙を厚くはり、金、銀、朱などのうるしを塗ったもので、赤獅子、青獅子などの名称がある。ねじり鉢巻、しめ込み姿の若者によってかつがれ、神輿のお供をして町内を練り歩く。
今宮十日戎 大阪府 大阪市 今宮戎神社 1/9〜11 今宮戎神社の正月十日の初恵比須。起源はさだかではないが、商売繁盛を願う大阪人信仰を集め、元禄時代には今の行事形態を整えたと思われる。ここの特色は南花柳、新世界花街の芸妓衆が乗る宝恵駕が出る。囃子山車、歌鳴物入りで練り込む。人々は神社に参拝し福を祈り、社頭のムカデ小判、米俵などの縁起物を買い笹の葉につけて帰る。「商売繁盛、笹持って来い」などの勇ましい呼び声で賑わう。
近江八幡左義長祭り 滋賀県 近江八幡市 日牟礼八幡宮 3月中旬の土日 左義長とは小正月の火祭りで、正月の歳神を迎えるのに結びついていて山車が出、3月に行われる。数mの三角錐の山車に笹竹を立て色紙を下げ、氏子達が掛け声を掛け踊り歩く。そして、日牟礼八幡宮の境内でその山車を浄火に付し、その年の幸福を祈る。由来は、豊臣秀次がここに城を築いた時、安土城下町の商人を移住させた。その時左義長祭りのこの人たちの行事として入ってきたという。
高山祭り 岐阜県 高山市 日枝神社・八幡神社 4/14〜15、10/9〜10 高山の産土神として崇められている日枝神社と八幡神社の例祭で、前者を山王祭、後者を八幡祭という。天正13年(1585)、金森長近が天神山に城を築き、京都にならって市街をつくった時、京都祇園会の風習が流入したといわれる。獅子舞い、闘鶏楽とともに神輿の巡幸が行われ、その山車はいずれも飛騨の工匠の伝統を思わせる豪華なものである。昭和43年より、春祭り(山王祭)と秋祭り(八幡祭)と別れて行うようになった。
曳山祭り 富山県 城端町 5/15
青柏祭 石川県 七尾市 大地主神社 5/13〜15 大地主神社の春祭り。神饌を青柏の葉に盛って捧げることからこの名がある。天元4年(981)円融天皇の御代国祭りと定めたのが始まりだが、室町時代の文明5年(1473)、畠山義統が曳山を出させて今日の形態ができあがった。この曳山はでか山と呼ばれ、直径2mの車輪の上に二階屋より高い舞台を藤づると縄だけで組み立て、歌舞伎人形を飾る。毎年その人形の意匠を変え競べするのが特徴である。
戸畑祇園大山笠 福岡県 北九州市 7/13〜15
岸和田の地車祭り 大阪府 岸和田市 9/14〜15 ご存知岸和田のだんじり祭りです。家々の辻を軒先近くまでスピードを落とすことなく駈け抜ける勇壮な山車祭りです。毎年カーブの家の屋根は壊れるんですが、それが神のご利益と有り難く感じてるそうです。ここのだんじりは彩色はほとんどしてませんが、最高の木を使っているらしく一基、数千万もするそうです。一度実際にこの目めで見てみたいものです。
秩父夜祭り 埼玉県 秩父市 秩父神社 12/2〜3 300年の伝統を誇る秩父神社の例大祭。山に囲まれたこの地方は、江戸時代から秩父絹の生産が盛んで、敬虔な祈りによって生活の安定を願うという素朴な民間信仰によって生み出された。屋形船に象った豪華な屋台と笠鉾が出、堤燈やボンボリが夜景を飾る。太鼓は波の音になぞらえてたたき分け、船が進む様をあらわす。神輿行列が、クライマックス、はげしい太鼓のリズムとともに、急坂を練り上がる。この神輿渡御は、男神の武甲山様と女神様とが年に一度の逢瀬をするのだという。

*参考文献:昭和54年刊『心のふるさとをもとめて日本発見・祭り』暁教育図書
(漏れているものも多々あります、、、)