ワールド ピース プレイヤー ソサエティー

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祈りによる世界平和運動・・・・

「世界人類が平和でありますように」
この世界平和の祈りは、世界中で広く祈られています。
この祈りを通して、世界平和を実現しようという祈りによる世界平和運動は、今から40年前に、五井昌久先生(1916〜1980)によって始められました。
五井先生は東京に生まれ、音楽・文学を学び、第二次世界大戦後、神我一体を体験して覚者となりました。(1949)
そして白光真宏会を主宰し、個人と人類の救われの道を説き、多くの人々の精神的指導にあたりました。
また各界の指導者に影響を与えた「五井会」を主宰し、合気道の創始者・植芝盛平翁や漢学者の安岡正篤師とは肝胆相照らすの仲でした。
著書には「神と人間」「天と地をつなぐ者(自叙伝)」「小説阿難(釈迦とその弟子の物語)」「老子講義」「聖書講義」「五井昌久全集」他、多数あります。
1955年に提唱されたこの祈りは、全人類に向けてのメッセージであり、この祈りによる世界平和運動は、一切の何ものとも対立しない、一切の何ものとも争わない運動です。
また、政治・宗教・民族を超えて、全人類すべてが参加できるプロジェクトです。





ワールド ピース プレイヤー ソサエティーの歴史

祈りによる世界平和運動は、五井昌久先生なきあと、後継者の西園寺昌美代表、西園寺裕夫理事長のもとで、全世界的な発展を遂げています。
     1955年・・・五井昌久先生の提唱で、祈りによる世界平和運動が始まる。
     1986年・・・国際平和年を契機に、海外への紹介を始める。
     1988年・・・祈りによる世界平和運動推進本部を千葉県の市川からニューヨークに移す。現地で非営利・非宗派の法人となる。以後米国を拠点にして世界各地に向けて運動を展開する。  
     1990年・・・国連DPI(広報局)のNGO(非政府機関)として正式承認される。
     1991年・・・ニューヨークの郊外のアメニアに、ピース・サンクチュアリー(平和の聖地)を設け、毎年、ワールドピースフェスティバルを開催、世界各地から平和を愛する人々が訪れる。
     1992年・・・本部の名称を”THE WORLD PEACE PRAYER SOCIETY”と改める。また、積極的に運動を推進するため、世界各地にピースセンターの設置を始める。現在、この運動は、草の根運動として全世界的規模で拡がっています。






世界平和は一人一人の祈りから

〜ワールド ピース プレイヤー ソサエティー・代表 西園寺昌美先生のメッセージより〜

 

今地球は、一体どこに向かって歩みを進めていこうとしているのでしょうか。地球上に絶え間なく繰り広げられる民族闘争、宗教戦争、天変地変、環境汚染、飢餓、差別、迫害、難民、病・・・。世界各国各地で多くの尊い生命が殺され犠牲となっています。人類一人一人が抱えている問題は余りにも大きく重いのです。
 我々の明日はあるのでしょうか。
 果たして我々の未来は存在するのでしょうか。
 地球を救済できるのは、地球人類一人一人の意識改革によるしかありません。一人一人が自我意識を超え、宇宙意識に立つことです。
 すべてのいかなる問題も、他から発せられるのではなく、外から生ずるのでもなく、あくまでも人類一人一人自分の内から引き起こされているものです。それは人類一人一人の心の内に潜む不平、不満、狭量、虚栄、残虐、貪欲、競争・・・。かつまた、もっと欲しい、もっともっと何かを成し遂げたい、もっともっと何かを手に入れたい、もっともっと・・・と限りないあくなき所有欲、そして自我欲望から発せられているのです。
 それ以上に、二元対立の考え方こそが人々の心を束縛し、かつまた自らの心をも不自由にさせているのです。正ー邪、強ー弱、尊ー卑、善ー悪、富ー貧、幸ー不幸、楽ー苦、優ー劣、肯ー否・・といったように他と自分とを比較して対立するのです。
 問題は人種ではなく、宗教でもなく、国でもなく、差別でも迫害でもありません。
 問題は我々自身です。我々の意識そのものにあります。
 「世界人類が平和でありますように」
 この祈りは人類一人一人の心を宇宙意識にまで高めあげる祈りです。
 「世界人類が平和でありますように」の中には、自分も含め、自分の愛する者も、そして憎き者も、すべてが包含されています。そしてかつまた、地球上における生きとし生けるもの、動物、植物、鉱物、水、空気、大地に至るまで、すべて一切が含まれます。
 世界平和の祈りは無限なる愛です。光です。エネルギーです。パワーです。叡智です。この祈りを通して世界中に自分の愛のメッセージが届いてゆくのです。同じ地球人の一人として誰も彼もが一人残らず皆、幸せになるよう祈りつづけてゆくのみであります。
 この
祈りによる世界平和運動は全世界に浸透しつつあります。私の現在の最大の望みは、世界各国、すべての国々を訪れ、その国の人々と手をたずさえ、心を一つにして世界各国の平和の祈りを捧げることです。





祈りによる世界平和運動の四大活動

〜「世界人類が平和でありますように」と祈ることは、いつでも、どこでも、誰にでも出来る愛の行ないです。この祈りを、日々の生活の中で祈り続けてください。一人一人の祈りが集まって、世界平和のために絶大なる力を発揮することでしょう。この祈りから、次の四つの活動が生まれました。〜

 THE WORLD PEACE PRAYER CEREMONY (WPPC)
WPPCとは、「世界人類が平和でありますように、○○国が平和でありますように」と、世界各国一国一国の平和を祈る行事です。このWPCCが世界各地で開かれる時、国家や民族を超えた愛の交流がなされます。



 WPPCは、西園寺昌美代表により、1985年に、始められたもので、現在では世界各地で開催されています。
 WPPCは、「世界人類が平和でありますように、私は○○国の代わりに、○○国の人々の幸せを祈ります。○○国が平和でありますように」とその国の国旗を掲げながら、世界各国一国一国の平和を祈る行事です。これは人間の高い精神に基づく真実の平和社会を具現化したものです。この行事に参加することで、人々は、国家・民族を超え、政治・宗教を超え、主義・主張を超えて、生命の一体感を体験することができます。また、参加者一人一人の祈りのエネルギーは、時間・空間を超え、即、全人類の心に伝わり、働きかけます。そして人類を平和の意識に目覚めさせます。
 WPPCは一人でも、数人でも、数百人でもできます。世界平和の祈りに賛同してくださる方なら、どなたでも開くことができます。
 


 1990年12月2日、ニューヨークの国連本部・総会議場において、地球・環境・平和をテーマに地球の子供たちに捧げる祭典「ピース・プレイヤー・デー」が開催されました。
 この祭典は、国連環境計画(UNEP)の主催、ワールドピースプレイヤーソサエティー(WPPS)・国連友の会(Friends of UN)・個人と世界の平和協会(Institute for Individual and World Peace)の共催、さらにユニセフの協力によって行なわれました。
 この「ピース・プレイヤー・デー」の中心行事として行なわれたのが世界各国の平和を祈るWPPCです。会場には、各国の国連代表部関係者、国連関係者をはじめとして、各界の代表者、米国内をはじめ世界各国の賛同者、そして大勢の子供たち、ニューヨークの市民等が参加しました。
 グイド・デマルコ国連総会議長、ノエル・J・ブラウン国連環境計画北米局長、ジェイムス・P・グラントユニセフ事務局長、ワシーリー・サフロンチェク国連政治安全保障問題事務次長の各氏がそれぞれの立場からスピーチ。未来の子供たちに平和と豊かな環境を残すことが出来るように、「世界人類が平和でありますように」の精神を生かして活動を展開したい、世界各国の平和を祈るセレモニー(WPPC)が真の世界平和を希求する人類規模の草の根運動となることを期待するというコメントを発表されました。
 また、ソサエティから「世界人類が平和でありますように」と国連公用6ヶ国語で記された六角柱のピースプレイヤーポールが国連に贈呈されました。
 WPPCでは、議長席前のステージで、世界各国の大国旗が一つ一つ大きく振られ、参加者全員が各国の平和を、心を込めて唱和してゆきました。159ヶ国の国と、その他のすべての地域を祈り終えると、参加者は総立ちとなり、会場一杯に大きな拍手が沸き起こりました。


 1995年9月24日、ニューヨーク市の聖ヨハネ大聖堂で、テンプル・オブ・アンダースタンディング(The Temple of Understandeing)などの主導の下、国連の50周年を記念して宗教宗派を超えた祝典が開かれました。ルーカス・フォス指揮によるブルックリン交響楽団の演奏、ガリ国連事務総長のスピーチ、さまざまな宗教グループの祈りと、盛大なものでした。「世界人類が平和でありますように」という祈りは、各宗教宗派の共通の祈りに選ばれ、参加した3000人によって、何度も唱えられました。
 また10月21日にも、同大聖堂同様の宗教宗派を超えた式典が開かれました。この時は子供たちが世界平和の祈りを繰り返し唱えました。 この2つの記念すべき式典において、世界平和の祈りは宗教の違いを超えた普遍的な祈り、という本来意図した形で使われました。


 1985年11月4日、東京、両国の国技館において、「世界平和を祈る一万人の集い」が開催されました。これは現在、世界中で行なわれているワールド ピース プレイヤ− セレモニーの第一回目のものです。世界80ヶ国の人々が参加しての記念すべきセレモニーでした。



 






 THE PEACE POLE PROJECT
「世界人類が平和でありますように」と、各国語で記されたピースステッカーやピースポールを、世界各地に貼付したり、建立したりする活動です。地球上に大調和波動のネットワークをつくりあげます。

 


 「世界人類が平和でありますように」という祈り言葉を広める具体的な方法の一つとして、ピースステッカー貼付活動が1964年に、ピースポール建立活動が1976年にスタートしました。
 ピースステッカーは長方形のステッカー、ピースポールは先の尖った四角柱の形をしており、それぞれに「世界人類が平和でありますように」という祈り言葉が各国語で記されています。現在までに全世界で、ピースステッカーは700万枚以上貼られ、ピースポールは10万本以上建立されています。 


ピースポールは人々に人類愛と平和の心を思い出させ、地球上を平和の精神でつなぐ役割を果たしている。インド、カルカッタのマザーテレサ(ノーベル平和賞受賞者)にもピースポールが贈呈された。







THE PEACE PRAYER MESSAGE
「世界人類が平和でありますように、○○国が平和でありますように」と、世界各国一国一国の平和を、その国の公用語で謹書する活動です。この「ピースメッセージ」は、世界の国々にプレゼントされています。この愛の心を贈る活動を通して、人類の心は一つに結ばれてゆきます。また、多くの賛同者からは「世界人類が平和でありますように」と書かれた「平和サイン」が寄せられています。




 ピースメッセージ活動は、愛の心を贈る活動です。「世界人類が平和であいますように、○○国が平和でありますように」と、一国 一国、その国の平和を祈りながら、その国の公用語で謹書された「ピースメッセージ」は、機会あるごとに、それぞれの国へプレゼントされています。
 この活動によって、人類の心は一つに結ばれ、平和世界樹立を困難にしている要因のいくつかは解決されることでしょう。
 また、世界平和の祈りに賛同してくださる多くの方々より、「世界人類が平和でありますように」と書かれた「平和サイン」が寄せられています


 1993年5月26日、西園寺昌美代表、西園寺裕夫理事長はカトリックの総本山バチカンを訪問し、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世にピースポールを贈呈した。

 


ピースメッセージを書かれるダライラマ14世(ノーベル平和賞受賞者)




PEACE PALS
「世界人類が平和でありますように」を共通の合い言葉として、芸術、教育、手紙の交換、友情を通じて、世界平和を推進する子供たちの国際ネットワ−クです。子供たち自身の中に、自分の家族や社会や国を平和へと導く力が育ちます。



 ピースパルは、平和を愛し、平和を祈る子供たちの国際ネットワークです。
 このプロジェクトは1922年にスタートしました。その目的は、子供たちが「世界人類が平和でありますように」を共通の合い言葉として、芸術教育、手紙の交換、友情を通して、お互いを理解し、尊敬し合う気持ちを育てながら、世界平和を推進することにあります。


子供たちの書いた平和の・作文

平和はすばらしい
すばらしいのは愛すること
愛することは思いやり
思いやりは平和
平和はぼくたちのまわりにある

アダム・カッセル・小学2年生


へいわはやさしいそよ風
へいわはわたしの心臓の音
へいわは太陽の光をあびた花のにおい
へいわはやさしいそよ風

ジェニファー・マクホー・小学2年生


もし戦争がなかったら
もし銃がなかったら
もし空も水も黒くなくて
青かったら
もしみんながにくみ合わなかったら
きっと平和になるのにな
みんなが変われば
ぼくたち平和になるのにな

ブライアン・フランジ・小学2年生


わたしたちの宇宙
私は”世界人類が平和でありますように”のプログラムに参加するようになってから、世界中の人が、肌の色の違いで人を憎んだり差別したりすることをなくせるのは、平和の心だけだということや、どの国の人であろうと、どの虹の色(肌の色)であろうと、私たちはこの地球に住む同じ仲間なんだということを学びました。
もし世界中の人がみんな同じだったら、とても退屈だろうと思いませんか。
私たちみんなの虹の色(肌の色)を見て見ましょう。そしてこの世界のことをゆっくり考えてみましょう。
例えば、あなたが絵を見ているとします。その絵にはたくさんの色や形が使われています。
私たちは、その画家が使った色や形を差別しないのに、どうして神様が創られたすべての人類を私たち人間が差別するのでしょう。

サンドラ 11歳


ピースパル・プロジェクトは、ニューヨーク郊外にあるアメニア聖地を拠点として展開されています。アメニア聖地は美しい自然環境にあり、ここを訪れる子供たちは、一年を通じてさまざまな活動に参加することができます。


アメニア聖地

 アメニア聖地はニューヨークの郊外にあります。地元では「ワールド・ピース・サンクチュアリー」と呼ばれ、平和の聖地として親しまれていますここでは、定期的にWPPCや、社会・自然への感謝の集いがもたれ、年に一回、ワールド・ピースフェスティバルが開催されます。また、ピースパル活動の拠点にもなっています。
 1991年9月に第一回アメニア・ワールドピースフェスティバルが開かれて以来、毎年ワールドピースフェスティバルが開催されています。このフェスティバルのメイン行事はWPPCで、世界中から多くの人々が集まります。


ピース・ミュージック・イニシアティブ・プロジェクト

 ピースミュージックイニシアティブプロジェクトは、音楽を通して、平和への願いと、人類愛の心を呼びかけていこうというプロジェクトです。「世界人類が平和でありますように」のメッセージが入ったオリジナルソングを世界中から募集します。
 「UNシンフォニー」の代表者ジョセフ・エガー氏をはじめ権威ある方々によって審査選考が行なわれ、毎年8月に開かれるアメニアピ−スフェスティバルにおいて、入賞者発表を行ないます。お友達にミュージシャンがいらっしゃる方はピースメッセージの入ったピースソングを作ってみるよう薦めてみてはいかがでしょうか。



世界平和の一大拠点、富士聖地
富士聖地は富士山山麓の朝霧高原にあります。この雄大な自然の中で、これまで大・小あわせて数限りなく世界各国の平和を祈る行事が行なわれてきました。また世界各国のためのピースメッセージを記入する行事も行なわれています。1995年からは、この聖地に世界各国の若者たちが集まり、世界各国の平和を祈るプロジェクト(ユース・プロジェクト)がスタートしました。




The World Peace Prayer Society
26 Benton Road ,Wassaic,NY 12592 USA
Tel 1-845-877-6093/fax 1-845-877-6862
URL: http://www.worldpeace.org/
E-mail: info@worldpeace.org