シリーズ・インフィニット・ワーズの詩(43)

本来の光と一つになるために


               西園寺昌美

形あるものは滅びる
すべては果てしなく移り変わり消えてゆく
それが世の常なのだ

五井先生と神人たちと私は
全く一つに強く結ばれ
今生に新たなる神聖なるものを生み出した
それが印と称せられ、マンダラと称せられるものだ

今では 世界各国各地にて
神縁探さ人々によって
尊ばれ、支えられつつ広がりを増している

印を組むところ たちまちに
宇宙神の光が組む人の背後につさ従い
世のカルマ、個のカルマを祓い浄める

印を組むたびに
自らの呪縛から徐々に解さ放たれ
自由自在なる境地に至らしめる
いかなる困難が目の前に立ちはだかろうとも

宇宙神の光の輝きが柱となりて 俄然と立ちはだかり
すべての因縁が打ち払われ
自らの人生は再創造されてゆく

印を組む時
長い間 肉体に深くくい込んでいた
古い思想や誤った習慣、暗い記憶は一掃され
かつまた
精神の世界は悲惨なまでに人類の心から忘却されつづけていたが
宇宙神が光そのものである善霊なる人類をつくったということを
深く思い起こすのである

我即神也 人類即神也
わが魂の地上への落下という現象は
地上への肉体の誕生と重なる
わが魂は 光燦然と輝く神界から
闇の中を通って落下するというプロセスを経て
今生への出生を果たすのである
その真実を 印を組むたびに思い起こし
自らの人生の再調整を果たしてゆくのである

この世がいかに不条理にして 無情に充たされていようとも
今、我々が見ているのは 単なるうつろい変わりゆく
粗雑な外形にすぎず
本来は光そのもの、真理そのもの、愛そのものである
いかなる者も死後、再び宇宙を上昇し
本来の光のもとに帰一し 合流を果たすのである

今までに 過去の偉大なる神聖なる教えも祈りも
時が経つにつれ 時の権力者や宗教家や
大衆らの手によって
彼らの都合のよいように
偏向され、歪曲され、腐敗しつづけてきた

が、それでもなお
内なる真理はその輝きを決して失うことなく
本来の無限なるカを発揮しつづけてきた

その本来の光と一つになるために
神人は今日もまた 印を組む
我即神也 人類即神也