シリーズ・インフィニット・ワーズの詩(34)

神行は人類の心の扉を開ける鍵


               西園寺昌美

世界各国各地に 地球人類すべてに
崩壊と悲劇への序曲が鳴り始めている

人類一人一人の心の中から知らず知らずのうちに
忘れ去られてしまった神への郷愁、真理への道

人類の崩壊のシナリオはあくまでも
人類と物質との因果関係そのもの
人類一人一人の思考はあくなき個人の欲望へとひた走りに走り
人類は好んで危機的な段階へと突っ走っていった
科学の発展を支え、物質を謳歌し、優先し尽くしていった
人類と物質とのあくなき欲望の因果関係

その因縁を一刻も早く断たねばならぬ
その因果を一刻も早く切らねばならぬ

そのため天の計画により神人を次々と今生に誕生させ
人類一人一人の意識と真理とを再び直結させんがため

かつまた世界人類皆一人残らず救済せんがため
神人たちは今日もまた神行に励む

神行を通して神人たちは魂の奥底から
人類一人一人に対して究極の真理の目覚めを訴えかける

神人たちの必死なる叫び声が
世界平和の祈りに託され
人類即神也の印に埋めこまれ運ばれてゆく

人類にこの叫びが届かないはずはない
神人たちの無条件なる愛が 無私なる愛が
人類一人一人の心を揺さぶらないはずはない
神行そのものは 究極の真理
無限なる愛、無限なる光、無限なる赦しそのものだ

こういう神人たちでさえ未だに
惑うことも迷うことも憂えることもある
憤ることも悲しむことも怒ることもある
だがしかし、自らのその迷いも憤りも悲しみも、まずはそのままに
世界人類の平和を祈り 人類即神也の印を捧げているのだ

人類一人一人はこの神人たちの
無私にして気高く崇高な愛の行為を
必ず開きとげるであろう
そして自らの内なる神の声を聞くことだろう

いかなる人も魂の奥底に神の光がみなぎっているのだ
だが、その光は長い間
心の奥深くに閉ざされたまま眠ってしまっていたのだ
自らの固く閉ざされた心の扉を開けるのは
神でも聖者でも母でも子でも人でもない
自分以外の何ものでもない

その人類一人一人の重き扉を開ける鍵となり力となり得るのは
神人たちの祈りにも似た魂の叫び 神行なのだ

全人類一人一人が抱える不安、恐怖、罪悪をすべて包みこみ
神行は全人類すべての罪をゆるし
種々さまざまなる因縁に縛られし心を自由に解き放ち
光に昇華させる

神人たちの行なう神行は
いついかなる時も、聖なる真理の光で
闇を照らし出してゆく

人類即神也 人類即神也
この世に存在する生命すべてを救い上げてゆく

神行は、人類一人一人が本来の神そのものである自分自身を
見出すための助けであり、思い出させるための光である

今日もまたあなたがしている神行によって
人類の一人が真理に導かれた