シリーズ・インフィニット・ワーズの詩(7)

宇宙神大マンダラ……宇宙鏡


               西園寺昌美


宇宙神大マンダラは
宇宙の意志
宇宙の法則
宇宙の神秘

神々の恩寵
神々の愛
神々への郷愁を
人類に伝える鏡

我々が大紙面の上に坐す瞬間
宇宙神の片鱗が来臨する
光明が一瞬 閃く
自らの存在は 全方向に向かって飛翔する
この時の自分は 本来の自分
我即神也に目覚めた自分が
そこに厳然と君臨している

この究極の真理を顕すための
神秘の光 無限なる叡智によって
空間の広がりの中で
我々の存在が宇宙の存在へと広がり
時間の流れの中で
我々の存在が人類を究極の真理へと導く

地球に現われている
神性への忘却
人間性の堕落 唯物論
真理の歪曲
これらのすべてを正すための
宇宙神大マンダラ

地球を救わんとする我々が
一つ一つ魂をこめて
宇宙神大マンダラを描き出す瞬間
神の栄光が
我々の肉体に乗りうつり
宇宙神大マンダラを埋め尽くしてゆく
我々が書いているのではない
宇宙の神々 宇宙の叡智が描いているのだ
我々という次元を超えた媒体を使って……
二十世紀最後の偉大なる働き
究極の真理を人類に証すため

我々は今日もまた富士聖地を訪れ
宇宙神大マンダラを描く
そして宇宙の神秘の中に
我々は我即神也の自分を見る

我々は祈り 祈り 祈りぬいて
遂に ここに自らの神秘を獲得し
人類愛に昇華し
光り輝く生命の中で
宇宙神大マンダラを描くのだ
この尊い姿 崇高なる行為こそ
世の鏡なり