シリーズ・インフィニット・ワーズの詩(3)

無限なる癒し


               西園寺昌美


宇宙の法則は
宇宙の神秘にみちている
本来の自分とは
"己れが宇宙であり宇宙が己れである〃
無限なる生命 無限なる魂そのものである

故に
自らの存在の奥を探求してゆくと
そこに宇宙の神秘を垣間見る
三十五億年という連綿と続いた生命の流れ
人間即宇宙存在を知るに至るのである
自分の魂の内奥は謎にみちている
内面にある光にみちたものを探求してゆくと
そこに神我 我即神也の世界を見出すのである

人類はみな自分自身のことを
敬い 尊び 礼讃する心をもって扱うならば
自らは自らが礼讃した通りのものとなる
だがしかし 人類がみな自分自身のことを
罪や汚れ 不完全 病気にみちた
不調和なる存在として扱うかぎり
自らは自らが不完全 不調和として扱った通りのものになる

常に人類が自らのことを
無限なる愛 無限なる叡智 無限なる幸せに満ちた存在である
と知るならば いや確信するならば
それ以下のものを自らに引きつけることは有り得ないのである
人類はみな
全き調和 全き叡智 全き平安の中に包まれ生かされているのである
これらの能力を
他のいかなるものも奪い取ることは出来ない
人類はみな
大いなる宇宙の法則のもとにあって
神我に属するものを自分自身に引き寄せて生きているのである

人類よ
汝自らが欲する姿
即ち真理そのもの 我即神也を心に思い描くのだ
そうすることによって
自らはもとより
他のいかなるものをも害さず 汚さず 憎まず
ただ高貴なる自分が臨在しつづけるだけである

人類はみな一人一人
無限なる癒しの力を内に秘めている
肉体は神秘にして宇宙の秘密にみちている
癒しの力は
身体中至るところに遍満し
聖なる肉体の中に包まれている
この内なる偉大な力の存在に
誰もが目を覚まさなければならない

人類は何千年何万年という長きにわたって
自らにあらゆる制約と因襲
そして幻影と錯覚とを押しつけ
と同時に それらに縛りつけられてきた
生命は本来 無限なる癒しの力を秘めている
癒しの力とは 神のエネルギー 神の力
自らを敬い 尊び 礼讃するところに
癒しの力は無限大に働く
自らを卑しめ 恥ずかしめ 責め裁き 否定するところに
癒しの力はその効力を失う
生命を余すところなく発揮して
輝かに生きている人たちに病気は無い

人類は常に宇宙神のヴァイブレーションの中に身を置くことにより
生命は輝きわたる
富士聖地において
我即神也の究極の真理に生きるものたちは
仮に病に冒されることがあっても
肉体の至るところに遍満しているところの癒しの力により
即、快癒する
癒そうとする使命感 働きにより
完全なる肉体へと導かれ ととのえられてゆく

無限なる癒しの力を大いに発揮させたいならば
決して決して自らを卑しめ 恥ずかしめ 否定すべきではない
自らを責め裁き 追いつめてはならない
自らを赦し 慈しみ 信じてあげることなのだ
そして自らを敬い 尊び 礼讃することだ
そうすれば即
癒しの力は大いに発揮されてゆく

自らがつくつた病は本来 自らが癒すことが出来るもの
自らを癒すために
癒しの力は肉体のあらゆる組織 器官に臨在し遍満しているのである
人類よ
その偉大なる力に目覚めるのだ
そのためには
我即神也の宣言と印こそが生命の救済となる