雅楽の主な年表
西 暦 | 年 号 | 概要 |
531 | このころ「東歌」成立 | |
554 | 百済より楽人4人来朝 | |
592 | 四天王寺創建。聖徳太子、雅楽、伎楽を奨励 | |
612 | 百済の味摩之来日、伎楽を伝える | |
686 | 朱鳥元 | 楽事に専念する家系誕生 |
694 | 持統8 | 藤原京遷都 |
701 | 大宝元 | 治部省に雅楽寮設置 |
704 | 慶雲元 | 粟田真人、唐より「皇帝破陣楽」を伝える |
710 | 和銅3 | 平城京遷都 |
728 | 神亀5 | 歌舞所設置。日本古来の歌舞は雅楽寮から歌舞所の管轄に |
731 | 天平3 | 雅楽寮で唐楽、百済楽、高麗楽、新羅楽を習う人数を決める |
734 | 天平6 | 遣唐使、唐より「楽書要録」と銅律管を持ち帰る |
736 | 天平8 | 林邑八楽が伝わる |
752 | 天平勝宝4 | 東大寺大仏殿開眼 五節舞、久米舞、唐楽などが演奏された |
759 | 天平宝字3 | 女性の雅楽練習所、内教房の記述が出来る |
781 | 天応元 | 大嘗祭で雅楽寮が演奏 |
794 | 延暦13 | 平安朝遷都 |
813 | 弘仁4 | 嵯峨天皇新曲の制作奨励 |
821 | 弘仁12 | 宮中行事における雅楽について定める |
840 | 承和7 | 楽制改革が始まる |
859 | 貞観元 | 三大実録に催馬楽の記述あり |
861 | 貞観3 | このころから楽人は近衛の官職を賜る |
889 | 寛平元 | 賀茂神社の臨時祭ではじめて「東遊」が演奏される |
927 | 延長5 | 治部省に雅楽寮が配置される |
942 | 天慶2 | 石清水八幡宮臨時祭に「東遊」が演奏される |
948 | 天慶5 | 雅楽寮は楽所に、又、歌舞所は大歌所と改称される |
990 | 正暦元 | 楽制改革が完成し、楽器の編成が現在の形となる |
1107 | 嘉承2 | このころから宮中での演奏制度が完成 |
1118 | 元永元 | 宇治平等院で京都楽人と天王寺楽人の合同舞楽開催 |
1192 | 建久3 | 源頼朝、鎌倉幕府を開く 鶴岡八幡宮で雅楽を演奏させる |
1467 | 応仁元 |
応仁の乱が起こり、楽人離散 |
1588 | 天正16 | 後陽成天皇、舞楽を天覧 |
1592 | 文禄元 | 後陽成天皇により三方楽所が形成される |
1598 | 慶長3 | 豊臣秀吉の醍醐の花見で雅楽が盛大に演奏される |
1626 | 寛永3 | 徳川家光、二条城に後水尾天皇を迎え、雅楽天覧に供す |
1637 | 寛永14 | 徳川幕府は日光東照宮に楽人を置く |
1642 | 寛永19 | 家光、家康の祭祀のため、三方楽人を招く |
1870 | 明治3 | 三方楽人が上京。太政官雅楽局に入る |
1945 | 昭和20 |
宮内庁式部職楽部に改称 |
1955 | 昭和30 | 楽部が重要無形文化財に指定される |